リウマチ/膠原病
関節リウマチや膠原病で受診を
検討されている方へ
- 1.関節リウマチや膠原病を
心配されている方 -
関節リウマチでは手の指、手首、肘、肩、膝、足首、足の指などの関節の痛みが数週間以上続きます。関節の痛みは起床後やじっと座っていた後の動き出しなどに強く、動きだすとやや改善する事が多くございます。
膠原病では、指を水などで冷やすと色が紫色や白色に変わったり(レイノー現象)、関節痛、筋肉痛、皮疹などが出現したりすることがあります。また血液検査で抗核抗体が上昇する場合があります。
当院では関節リウマチや膠原病の心配がある方のご相談を承ります。問診、身体診察、血液検査、レントゲン写真などで判断いたします。初回の診察ではっきりしない場合は、間隔をあけて再評価することもございます。 - 2. 関節リウマチの治療中の方
-
当院で関節リウマチ治療の継続を承ります。
診療情報提供書(紹介状)とお薬手帳をお持ち下さるようお願いいたします。
お手元にリウマチ薬の残りが1~2週間ほどある状態でご来院下さると、ご対応に余裕ができるため助かります。
当院は院内処方で、リウマチ薬のメトトレキサート(リウマトレックス)、サラゾスルファピリジン(アザルフィジン)、イグラチモド(ケアラム)、ブシラミン(リマチル)は在庫がございます。生物学的製剤(バイオ)はシンポニーとアクテムラの在庫はございます。現在のところJAK阻害薬の在庫はございません。随時、ご自宅のすぐ近くに調剤薬局がある方や、もともと他院様の処方も含めて全ての薬をかかりつけの調剤薬局で管理することを希望される方には、生物学的製剤(バイオ)やJAK阻害薬の院外処方をしております。 - 3. 全身性エリテマトーデスの
診療について -
全身性エリテマトーデスは免疫の異常により皮膚、頭髪、関節、腎臓、心臓、脳や神経などに炎症が起きる病気です。当院で診断した場合は、リウマチ・膠原病科のある病院にご紹介いたします。
当院では状態の安定している全身性エリテマトーデスの診療の継続を承ります。
誠に恐れ入りますがアニフロムマブとリツキシマブの点滴はいたしかねます。
上記については基本的な方針であり、個別のご対応についてはお電話でご相談ください。 - 4. 全身性強皮症、
混合性結合組織病の
診療について -
全身性強皮症と混合性結合組織病はレイノー現象、血流不全、間質性肺炎、肺高血圧症などを合併する免疫の病気です。
当院では血流を改善させる薬の処方、関節炎の対応などを承ります。
間質性肺炎に対する定期的な呼吸機能検査や胸部CT検査、肺高血圧症に対する定期的な心臓超音波検査については近隣の病院で行うことになります。
誠に恐れ入りますがリツキシマブの点滴はいたしかねます。
上記については基本的な方針であり、個別のご対応についてはお電話でご相談ください。 - 5. その他の病気の
診療について -
リウマチ性多発筋痛症、多発性筋炎、皮膚筋炎、大動脈炎症候群、顕微鏡的多発血管炎などのリウマチ性疾患の加療の継続を承ります。
事前にお電話でご相談ください。